バナナムーンゴールドで日村ファックを連発する理由

『日村ファック!』

バナナムーンゴールド番組内では聴視者から送られてくるメールの最後を『ファック』で締めくくることが多い。

本来この言葉は英語圏で避けられるべき言葉として知られているが、どうしてバナナムーンゴールドではファックが平然とまかり通り、誰も何もそれに対して言及しようとしないのか?

その秘密に迫る。

ファックの起源

その昔、設楽が和田アキ子の自宅にお邪魔した際に和田アキ子がいきなりイチローに電話すると言い出した。

野球界のレジェンドであるイチローと会話した設楽は緊張のあまり上手に話すことができなかったという苦い思い出があり、どうすればよかったのか?をテーマにバナナムーンゴールド番組内で盛り上がったことがあった。

設楽と日村がロールプレイでイチローとの会話を再現し、会話が進むにつれて話がもつれ、アメリカ生活の長いイチローであればファックといって相手を罵倒するだろうという想定のもと展開。

イチロー以外でも有名人との会話を想定したシミュレーションの中で、有名な外国人俳優は語尾にファックをつける『だろう』という考えでファックを多用。

その時のやり取りが非常に面白く、リスナーの評判もよかったことから番組内でファックが使われるようになったのである。

ゲストが驚く使用頻度

設楽と日村が自分たちからファックを使うことはそれほどない。

すべてはリスナーのメールから始まることがほとんどで、締めくくりを「日村ファック」で終えることが定番だ。

バナナムーンゴールドのノリを知らないゲストからすれば、いきなりリスナーから罵声を浴びて平然としている設楽と日村の態度に驚きを隠すことができない。

「え、なんでいきなりそんなひどいことを言うんだろう?」
「公の場でそんな言葉を使っていいのだろうか?」

ゲストの頭には常にクエスチョンマークが浮かぶが、その度に2人は弁明に追われることになる。

あまりにも驚かれる頻度が高いため、最近では「この番組ではファックは常用されている」と軽い説明をしてその場をやり過ごすことが多くなっている。

日村ファック

ここで日村ファックの使い方を紹介しよう。

番組にメールを送ったら文末をとりあえず「日村ファック」で締める。これが正しい使い方だ。

例えばこんな感じはどうだろうか。

「カイザー、おちんぽ野郎、ロリコン作家こんばんは。今日のメールテーマですが、◯◯◯・・・。これからも応援しています。頑張ってください。日村ファック」

こうするときっと日村はこう答えてくれるだろう。

「ファックって言うんじゃねぇ!」
「なんでファックなんだよ!」

一瞬、本当に日村から叱責されたように感じるかもしれないが安心して欲しい。

「日村ファック」と「そんなこと言うな」の掛け合いは番組内の定番のやりとりで、これで初めてメールが締まるというか、次の展開に繋げやすい状態になるのである。

ほんわかしたテーマをいきなり「日村ファック」で締めてメールの内容と過激な文末のギャップを楽しむやり方もバナナムーンゴールド特有の方法である。