設楽がクジラと呼ぶブスな女の子との出会い

設楽がラジオでブスな女の子の話題に触れるとき、彼はなぜか『クジラのような女』と形容することがある。

設楽と20年以上付き合いのある日村は、昔からこのクジラ比喩がいまいちピンとこず、ずっと疑問に感じていたようだ。

設楽とクジラ女、いったいどんな関係があるのだろうか。

合コンで出会った女の子

設楽はこれまでほとんど合コンに参加したことがないが、過去に一度、先輩のガネさん(X-GUNの一人)に連れられて食事会にいき、女の子も来るからと突然そこで言われ、食事会の流れになったことがあった。

どんな女のコがくるかドキドキしていたところ、現れたのはクジラのようにでっかい人だったという。

いや、待って欲しい。

クジラのようにでかいだけなら、例えば柳原可奈子のように愛嬌のある可愛らしいでかい人ということも考えられる。

しかしそのクジラ女、体が大きいだけではなく、背が高く、肌が黒く、見た目がブスで、なんと前歯も一本なかったのだとか。

そのすきっ歯の部分にタバコをくわえて吸っていたのだという。

これはかなり衝撃的な人物である。

全てをあわせて考えると『やばい女』である。

設楽はこの時から、いわゆるやばい女のことを総称してクジラのような女と呼ぶようになった。

ちなみに、その食事会に一緒に参加していた別の女の子2人もそこそこ身長が高かったのだが、まるでコバンザメのように見えたと形容している。

なかなか出会うことがないクジラ女

普通に考えて、こんなクジラ女に遭遇することはめったにないだろう。

ましてや設楽にしてみたら、人生でほとんど参加経験のない合コンでこんな衝撃的な出会いをしてしまったわけなので、そのインパクトの大きさは計り知れない。

おそらくどの男性が見ても、この時の女は『やばい女』の部類に入るだろうが、それをどう形容するかはその人のセンスによるものがある。

そこをクジラと表現した設楽は、やはりその部分に設楽を構成するなにかエッセンスのようなものが詰め込まれているような気がする。

設楽の価値観

日村に負けす劣らず、設楽も独自の世界観を持っている。

今回のクジラの件もそうだが、設楽にしか見えない特別な領域や場所があるかのようである。

ライブのネタ作成を担当したり、番組MCをやったり、コンテンツを制作する側の設楽は、やはり人とは違うオリジナルの考え方を大切にする。

人と違うことをやるのが売れるための原則ではあるが、おそらく設楽は違うことを違うと認識はしておらず、あくまでも自分の世界を外に出しているだけという感覚で生活しているのだろう。

人並み外れた想像力や判断力が、今の設楽を作り上げている源泉なのかもしれない。