東京・六本木のど真ん中で日村がイノシシを目撃した?
日村は本当に見たと言い張るが、あらゆる証拠からそれは見間違いだったとほぼ結論付けられている。一節によると、日村とイノシシの神様が別次元で出会った奇跡のような話も持ち上がっているのである。
目次
日村、六本木でイノシシを目撃
夏になると害虫や害獣が増えるという話題から、日村は「そういえば」と切り出す。「俺、六本木でイノシシを見かけたんだ」。
それは2017年夏〜2018年春にかけてのとある日の夕方のこと。
日村が六本木・アークヒルズ近くの道路を歩いて横断歩道付近に差し掛かった時、ふいに日村の足元を駆け抜けていく物体に遭遇した。よく見るとなんとそれはイノシシ。
驚きを隠せなかったという日村。東京の都会のど真ん中にイノシシがいるはずもなく、我が目を疑ったというがしかしどう見てもそれはイノシシだったという。犬などが被り物をして日村がイノシシと見間違えたというわけでもない。大きさにしてウリ坊から大人のイノシシのちょうど中間ぐらいのサイズだったようだ。
通行人も周囲にたくさんいたが、皆はなぜか冷静で「何?怖いわ。」といたってクールな反応。普通、いきなりイノシシに遭遇したらもっと驚きの反応を見せてもいいものだが、そうではなかったという。
車も止まっていてドライバーは「イノシシ通った?」という顔をしてる。車に轢かれたりしたら可愛そうだなぁと日村は思っていた。横断歩道を渡ったイノシシはそのまま走り去っていったという。
非難轟々の日村
「日村は嘘つきだ。」そこからリスナーの総攻撃が始まった。
常識的に考えて都会のど真ん中にイノシシが突然あらわれるはずがない。近くに林や山があるわけでもないし、そもそもTwitterでもイノシシ目撃情報が1件も上がっていない。そこそこ田舎の熊谷でたぬきが出てもニュースになるのに、六本木にイノシシが出て話題にならないわけがないのだ。
赤坂で昔アライグマが出現した時は警察が出動してSNSに動画がたくさん上がって話題になっていたという。凶暴なイノシシが六本木にいたら必ず騒動になるはずである。
残念ながら日村はイノシシの写真や動画を撮影しておらず、苦しい弁明が続く。確実に見たというがその証拠がない。おばけを見たとか日村はよく言うが、見間違えることも非常に多く、思い込みも激しい。みんなから嘘だ嘘だと言われ、自分自身も信じられなくなってしまった日村だった。
設楽は中立の立場をとる
設楽は常に中立の立場を取り続けた。
イノシシは信じがたいけど可能性はゼロではないかもしれない。嘘かどうかは判断がつかない。もしかしたらいるのかも?と日村を信じたい気持ちもあり、あらゆる情報をもとに判断したいということで長年連れ添っている相方に優しさを見せるシーンもあった。
日村がイノシシを見かけた場所
日村が放送内で述べたイノシシの目撃場所を推定すると、六本木のこちらの場所の可能性が濃厚だ。
ビルが立ち並び、人が多く行き交う場所である。果たして本当にこんな場所にイノシシがいたのであろうか?
広がる推測
番組内で設楽・日村・オークラは様々な推測を立てた。基本的には日村の見間違い・嘘という大前提があるが、百歩譲って日村の言うことが本当だとして、考えられる可能性は次の3つに絞り込まれた。
- どこかのペットが逃げ出した
- 六本木の地下に洞穴があり、イノシシが住み着いている
- イノシシの祟り神
しかし、1と2はすでに否定されている。どこのSNSやネットニュースを探しても、この日六本木でイノシシを見たという情報が上がっていない。
さらに追い打ちをかけるのは、この放送の翌週。番組スタッフは六本木でイノシシの目撃情報や通報があったかどうか港区役所・麻布地区総合支所に確認したというのだ。
結果、「港区にイノシシ目撃情報は来ていない。六本木にイノシシがいる可能性はほぼないと思われます。」と回答があったため、この時点で日村の見間違いとほぼ結論付けられることになった。
しかし気になるのは3「イノシシの祟り神」の可能性である。
イノシシの祟り神だった可能性
それはリスナー(ほったいもじろう)から寄せられた1通のメールから始まった。
仏教ではイノシシがお仕えする神様を摩利支天という。六本木には妙善寺という摩利支天を祀る神社が存在し、ひょっとすると日村が見かけたのはその神様に仕えるイノシシだったのではないか?というものだ。
日村がイノシシを見かけた夕方は不思議と光が刺していた。パーッとした異様な空気で、周りの人は絶対イノシシに気づいているはずだが騒動になるような雰囲気ではなく、落ち着いたクールな様子だったのが違和感があったという。ひょっとして日村とイノシシの存在のみが異次元に切り取られ、都会のど真ん中で奇跡的な出会いとなったのかもしれない。
2022年2月11日の新事実
六本木の猪騒動の話題もすっかり落ち着いた2022年2月。なんと当時の新しい情報が舞い込んできた。
なんと日村が見たと言い張るその猪は『薄かった』というのだ。
真横から見ると中型犬と同じぐらいのサイズだが、正面からだと500mlのペットボトル程の厚みだったという。
色はこげ茶。高さは人の膝あたり。全長は新聞紙を広げたほど。
「それ、犬だよ」の設楽の指摘はまさにその通り。日村が犬を猪と見間違えた可能性も浮上した。
ことのほか話題が大きくなってしまい、よりリアル感を伝えたかった日村は、この厚みのことはあえて言わなかったらしい。
確かに犬であれば六本木の街を歩いていたとしても誰も見向きもしない可能性は考えられる。辻褄が合う。
果たして日村が見たものは猪だったのか、それとも犬だったのか。真相は闇の中である。
ドロボー、耳を疑うアクセント
番組スタッフは日村のイノシシ目撃談を確認するため六本木に飛んだ。そこでADドロボーは行き交う人々にイノシシ目撃についてインタビューをするのだが、ドロボーの『イノシシ』のアクセントにクセがありすぎて話題を集めた。
ドロボー:バナナマンの日村さんがこの辺りでイノシシを見たというのですが。
このアクセントは『テレホン』や『ダルシム(格闘ゲームストリートファイター2のキャラ)』『バイソン』『エプソン』『マンゴー』と同じだ。イにアクセントが来る独特の表現で、設楽や日村はインタビューの内容が全く頭に入らなくなってしまった。
ドロボーのアクセントは非常にユニークで面白く、番組のジングルでも流れるので聞いたことがある人も多いだろう。
日村の結論
2週にわたるイノシシ裁判の結果、ほぼ99%日村の見間違いで結論付けられた。残り1%は摩利支天の神様絡みだが、果たしてそれはどうだろうか?
しかし日村は決して諦めようとしない。「イノシシはバンバンいる。みんなスマホを見すぎ。」
次にイノシシを見かけるのはあなたかもしれない。