身体を張った演出の多い日村だが、唯一『肛門』はNGを出している。
素っ裸になろうと何をしても受け入れる日村だが、肛門周りをいじられることだけは絶対にダメなのだ。
痔が汚く、本気で拒否しているんだと本人は言っている。
バナナムーンゴールドでは、節分の豆まきや子どもの日の柏もち争奪戦などで、日村が全力でスタッフと闘うシーンが非常に多い。
その争いの中で、作家の成瀬は日村の肛門を攻撃する担当となっているのだ。
全力で肛門を守る日村に対し、ガードをかいくぐり、執拗に指をつっこもうとする成瀬との手に汗握る攻防を紹介する。
目次
それは節分の豆まきから始まった
2月3日の節分前後の放送日は、番組中にスタジオ内で豆まきをするのが恒例となっている。
鬼に扮したスタッフに向かって日村が豆を投げるのだが、この時の日村はなぜか髪の毛をツインテールにし、素っ裸なのである。
豆を用意し、アップテンポな曲が流れ始めると豆まき開始。
複数の鬼(スタッフ)が日村に向かって襲いかかり、一方の日村は必死に豆を投げて抵抗するが、ものの数秒で日村はやられてしまうのもお決まりのパターンだ。
鬼が日村に向かって全力で豆をぶつけてきたり、日村の口に恵方巻きをぶっこんで喋れなくしたり、とにかくやりたい放題。
暴れてスタッフを追い払おうとする日村だが、なんと鬼に変装していた作家の成瀬が、あろうことか日村がNGを出している肛門に指を突っ込んだというのだ。
その時の様子を見ていた設楽は「日村さんが一瞬悲しそうな顔になった」と的確な表現をしている。
肛門は絶対にNGの日村
「肛門いれんなって!マジ誰だよ、肛門!」
日村の絶叫が虚しく響く。
お笑い芸人の日村は基本的にいじられキャラのため、手荒な扱いを受けることには慣れている。
ところが、持ち前の痔があるせいで、日村の肛門はほぼ毎日爆発している(本人談)。
汚い話だが、パンツは常に汚れており、本人もそのことはかなり気にしているようだ。
そのため何があっても肛門だけは各メディアに対してNGを出しているのだ。
そんな肛門に、作家の成瀬は指を突っ込んだというのだ。
まさかいじられるとは微塵も思っていなかった日村が一瞬悲しい顔になったのも無理はないだろう。
それでも成瀬は肛門を攻める
成瀬の肛門いじりは節分だけではない。
それは子どもの日(5月5日)のこと。
ジャニオタが持つ柏もちを手に入れるため、道を阻む鬼武者(スタッフ)を蹴散らして素っ裸で突進する日村。
新聞紙を丸めた武器を手に持ち、もみくちゃになりながら争う日村とスタッフだが、この時も成瀬は日村の肛門に手を出す。
ひっくり返った日村めがけて成瀬がこっそり手を伸ばして肛門タッチ。
日村は言う、「成瀬は手首まで肛門にぶっこもうとしている」と。
肛門について激怒する日村
「あぁぁーー、やめてくれーーー!!」
スタッフに襲われる日村が必死に叫ぶが、その声が届くことはない。
騒動が収まった時、肩でぜぃぜぃ息をする日村は、疲れよりも痛みよりも、自分の肛門を責められたことに対する怒りと驚きを隠すことができない。
「犯人は成瀬。あいつ狂ってる。指つっこんでくる。俺の肛門すんげー汚いんだぞ」
設楽とオークラが何を言っても聞く耳を持たない日村。
彼の頭の中は肛門のことでいっぱいなのだ。
「なんでやれんの、そんなこと?仕事とはいえ、どうして人の肛門に指を入れられるの?」
自問自答を繰り返す日村は、次第に怒りがこみ上げてくるのだった。
「マジで汚いことするからな。肛門にすりつけた豆をぶんなげてやる」
目には目を、歯には歯を。
鬼が自分の弱点を攻めるなら、その弱点を逆に活かして抵抗してやろうというのだ。
しかし、想像してみてほしい。
汚い肛門に豆をすりつけて攻撃の準備をする日村の姿を。
さながら、自分が排泄した大便を投げつけるゴリラのような、いや、それよりももっと下品で汚い地獄絵図であることは間違いないだろう。
さすがにそこまではやらなかった日村だが、成瀬の心情を推察すると、内心ひやひやものだったに違いない。
指だけでは飽き足らず
日村の肛門攻めは指だけではない。バスのミニカーが突っ込まれたり、話の流れでネギをぶっ刺すという想像するだけで身の毛がよだつ危機にさらされている。
そしてなぜかオークラも一緒に素っ裸にされ、日村の肛門に突っ込まれたバスのミニカーがオークラの肛門に入れられてしまうなど日に日に過激さを増す肛門攻めなのである。
これからも続く、肛門担当
成瀬と肛門は切っても切れない関係だ。
被害者の日村からすれば、肛門いじりなど今すぐに辞めてほしいはずだが、成瀬は成瀬で、日村の肛門担当の職務をまっとうする必要がある。
バナナムーンゴールドの番組内で季節ごとのイベントを開催する場合、すでに日村=素っ裸という方程式が成立している。
そこに肛門という要素が加わり、ある種の化学反応が起きるのは、番組にとってもプラス材料になるはずだ。
作家として、肛門担当として、成瀬は今日も日村の肛門と向き合うのだった。