番組が始まるまでの時間や番組中に食べるお菓子や飲料を総称して『ケータリング』という。
ADドロボーの仕事の一つにケータリングを用意するというものがあるが、ドロボーがチョイスするお菓子のセンスがないのだ。
設楽はかねがねドロボーのお菓子センスに疑問を感じていたが、ある時その不満が押さえきれず、番組の中で爆発した。
目次
ドロボーのお菓子センス
ドロボーがケータリングで選ぶお菓子は
- 期間限定のお菓子
- バカみたいなキャラクターが書かれたお菓子
に偏っている。
これらのお菓子はいわゆる『冒険している部類』に属する。
お菓子を選ぶにあたり、冒険(期間限定品や笑わせるもの)はごく一部だけでよく、それ以外の大半は定番品で構成すべきという持論を持つ設楽からすると、ドロボーのセンスは到底理解することができないのだ。
他人任せのドロボー
ドロボーがお菓子を選ぶ時の基準は、『お店がおすすめしている』『世間で話題になっている』というものがある。
これを買おう!と決めて出かけるわけではなく、あくまでも周りの評価がいいから買ってみたという他人任せの意識が働いているのだ。
だから期間限定品に集中してしまったり、どうしてこんなものを買ってきたのかと責められるお菓子を選んでしまう。
それらのお菓子が不味いわけではないが、判断基準が他人の価値観になって全く意味不明なラインナップになっていることに、設楽は日頃から不満を感じていた。
お菓子選びのセンスは見られている
『自分のセンスをぶつけてこい』設楽は言う。
たかがお菓子選びかもしれないが、そこには選ぶ人のセンスが現れるという。
設楽は決して『おいしいお菓子』を買ってきてほしいと言っているわけでない。
ドロボーしか選ぶことができない、ドロボーのセンスを活かしたお菓子が欲しいというのだ。
たとえそれが間違っていてもいい、どういう思いでお菓子を手に取り、食べる人にどうなってほしいからそれを選んだのか、ドロボーなりの価値観をぶつけてこいというのだ。
相手を思いやる気持ちがあれば、それがお菓子センスにも現れる。
細かいところかもしれないが、そういう些細なところにこそ人間性が現れるので、見ている人は見ているという。
ドロボーの態度に不満
設楽がこうやって力説している最中、ドロボーは我関せずの態度でこの話を聞いていた。
『なんだその顔面は!聞く顔面になってない!』と番組中に設楽から厳しく問われるドロボー。
まるで親戚の中学生の多感な時期のような、早くこの時間過ぎろ、俺に関係ないという顔をしていたというのだ。
日々のこういうところにも、ドロボーの他人任せの感覚がにじみ出ているのだ。
やはり設楽が唱えるお菓子センスの説は、人間性にも大いに影響を与えているようだ。
ヒムペキ兄さんのネタでも使われた
ドロボーのお菓子センスが絶望的なことは、後にヒムペキ兄さんのコーナー内でも登場する。
正確には、ドロボーとジャニオタが作った替え歌の中で、「俺は設楽さんからお菓子のセンスが無いと言われるから、ジャニオタがケータリングを用意しろ」というドロボーの主張が歌われているのだ。
ケータリングはドロボーの担当だから自分で選べと主張するジャニオタと話は平行線になり、結局2人がバナナマンから後で叱られるというかわいそうなオチが待っていることは言うまでもない。