番組の放送開始から20分間〜30分間ほど繰り広げられるオープニングトーク。
ここにバナナムーンゴールドの面白さが凝縮されることもあり、聴き逃がせない重要なパートとなっている。
目次
設楽と日村の挨拶からスタート
バナナムーンゴールドの開始は設楽と日村2人があいさつするところから始まるが、ここには定番の流れが存在する。
まず設楽から
軽快なオープニングの音楽が終わると設楽のあいさつからスタート。
設楽は自分で考えた適当なフレーズを言う。時には誰かのモノマネをしたり、何の脈絡もない言葉や擬音語を発し、最後は「どうも!バナナマン設楽統です!」で締める。時間にして約10秒ほどである。
続いて日村
設楽のあいさつの次は日村の順番だが、日村は先に設楽が言ったあいさつのフレームを真似して言うことが定番の流れとなっている。
当然一言一句なぞることは不可能で、なんとなくこんなことを言っていた、こんな雰囲気だったと勢いで押すことが多く、最後は「どうも!バナナマン日村勇紀です!」で締める。
設楽は日村が真似できないようわざと難しい言い回しをすることもあり、冒頭から2人の楽しいやり取りを聴くことができる。
真似はなんとなくから始まった
設楽のフレーズを日村が真似する流れはなんとなく始まったものである。
番組で設楽は時折「アレ、別に真似しなくたっていいんだよ」と諭しているが定番の流れとして定着したやり取りを日村が止める気配はない。
日村、今日こそ完璧にいえますように!とこっそり応援するリスナーも少なくないかもしれない。
オープニングの入りは定番の流れがあった
あいさつの後は設楽と日村のトークに入るわけだが、決まったテーマはない。
そもそもバナナムーンゴールドは進行の台本は存在するが、かっちり内容が決まったものでもなく、設楽と日村の気分に合わせて内容がポンポン変わってしまうのが特徴だ。
2015年〜2018年頃のオープニングでは設楽の思わせぶりなトークが日村を困惑させるという流れが非常に目立った。
例えば世間を賑わす大女優の結婚がニュースになっているとして、設楽は「日村さん、ニュース見た?ほら、あの結婚のニュース!」と話題を振る。
当然日村は大女優の結婚に関するニュースと思い込み「見た見た!女優の◯◯さんでしょ!びっくりした!」と返すが、設楽は「いや、カナダの結婚制度が変更になった話だよ」とちょっとズレた返事をするという具合だ。
リスナーは常に設楽の思考の裏を期待し、日村もどうせまた違う返事が設楽から来るんだろうなと半ば予想したお決まりのやり取りをするのが定番だったのだ。
季節、天気、ニュースが中心
オープニングトークで話題になるのは季節・天候・世間のニュースが一般的である。
売れっ子のバナナマン2人はとにかく時間の経過が早く感じるということを話題にする頻度が多い。
春先の時期にも関わらず「もう4月だよ、早いねぇ。このままあっという間に夏が来て秋になって冬が来て、1年なんてあっという間だよ」という具合である。
そこで敏感なリスナーからすかさず「去年の今頃も全く同じ話してるぞ」とツッコミが入るのである。
そう、バナナマンとリスナーは毎年同じことを繰り返しながらバナナムーンゴールドの歴史を紡いでいるのである。
ダラダラと変わっていく話題
オープニングトークから次の話題に移るタイミングは話の流れで決まってしまう。トーク力のある2人なので台本などなくても雰囲気で進行することが可能なのだ。
時にはオークラも交え3人でおじさんトークに花を咲かせることもあり、リスナーにとってはワクワク感が募る時間帯となっている。
子どものように無邪気に話す3人を見ていると本当にラジオの仕事が好きなんだなぁと感じることだろう。
設楽と日村は、テレビや舞台の仕事も好きだけど、やっぱりラジオは楽しい。
のびのびと自分たちの好きなように進行できるバナナムーンゴールドは、多忙を極める2人のオアシスとなっているようだ。