基本的にリスナーに対して優しい態度を取ることで知られる設楽だが、時に彼は日村ですら理解できないほど尋常ではない程にリスナーに牙を向くことがある。
そんな1シーンをご紹介しよう。
目次
設楽と肉詰めピーマンと醤油
ピーマンにひき肉を詰めて焼いた肉詰めピーマン。
バナナマンは肉詰めピーマンを食べる時にソースや醤油など、一体なにをつけて食べるかという話題で盛り上がっていた。
ちなみに出演陣の組合せは次のようになった。
- 設楽→和辛子と醤油
- 日村→ソース
- 他のスタッフ(大多数)→ソース
- 一部のスタッフ→醤油など
ほとんどの人間がソースと答えるなか、設楽は頑なに和辛子と醤油の組合せを譲ろうとしない。
ちなみに和辛子とは、おでんなどにつけて食べる黄色い辛子のことである。
「俺、ソースは食わないんだよね」
そう、設楽は基本的に醤油が好きだ。
白身魚も醤油だし、目玉焼きも醤油。
イカフライはソースが合うようだが、醤油でも食べるそうだ。
「醤油の小さい袋を開けるとき、あれって将来いつになってもずーっと手に醤油が付いちゃうんだろうね」
そんな軽いジョークを飛ばすほどスタジオ内は和気あいあいとしていたのだが、突如舞い込んできたリスナーのメールで状況は一変した。
塩派は黙っとけ
「私はピーマンの肉詰めは塩で食べます。」
醤油かソースかで盛り上がっていたスタジオ内が一瞬静まり返る。
ラジオネーム『しおりんご』が送ってきたメールを読んだ途端、これまで優しい態度をしていた設楽が豹変した。
「なんだよ、塩派は出てくるんじゃねーよ。塩派はこういう話に参加しちゃだめなんだよ。黙っとけよ。」
急にリスナーに強く当たり始めた設楽の言動に日村が驚き、「なんだかごめんね」と優しくフォローするも、それでも設楽の勢いは止まらない。
「塩派はいつも上から見てるから嫌いなんだよ。ケチャップや醤油を下に見ている。黙っとけしおりんご。塩派はえらそうに!」
「塩は素材の味を活かすから最強みたいになっている。俺は醤油が好きなんだよ。黙っとけ」
いつも塩にはいいようにポジションを取られてしまう醤油。
設楽はそのことに腹を立て、塩派の人間に強く当たってしまうようなのだ。
勢いが止まらない暴走設楽
その後、続々とリスナーからメールが送られてくるが、ことごとく設楽の餌食にされてしまう。
「ラジオネーム:刈り上げ社長。うちの肉詰めピーマンは焼かずに揚げて食べます。これって変わってますか?」
『設楽:そういう話してんじゃねーよ。何をつけるかの話なんだ。空気読めや。お前んちどうかしてんぞ。出てくんじゃねーよ。焼くベースで話してるんだよ、こっちは。』
「ラジオネーム:よく見るとブス。鳥貴族にピーマンの肉詰めがあります。それはケチャップでも醤油でもなくタレで食べます。」
『設楽:なんだよそれ、曖昧でわかんねーよ。自分ちで何かけるか話してんだよ。ふざけんなよ、なめてんのかよ。タレってピンとこねーよ。』
「ラジオネーム:アクアミネラル。僕んちは甘辛い醤油です。」
『設楽:みたらしみたいなこと?そんなのわかんねーよ。もっと細かく書いてこいよ。バカみてーにさ。お前どうかしてるよ。』
日村の「当たりきつくない?」のフォローの言葉を聞いてか聞かずか、設楽の勢いは止まらない。
「ラジオネーム:あおのまさる。マヨラーは口を挟んでもいいでしょうか?」
『設楽:いいよいいよ、マヨネーズは来いよ!本当はマヨネーズの話もしたかったんだよ!塩派は来んな。マヨラー早く来いよ、なにボーッとしてんだよ。でもピーマンの肉詰めにマヨネーズって・・・どうかしてるよね。』
「ラジオネーム:あごおさむ。僕はピーマンの肉詰めあんまり好きじゃないです。ピーマン料理ならチンジャオロースが好きです。」
『設楽:うるせーなこのやろう。いちいち言うなよ、入ってくんじゃねーよ。何じぶんの我を通そうとしてるんだよ。』
設楽の塩派をからかうリスナー
この日を境に、リスナーから送られてくるメールには自ら塩派であることをアピールして設楽を焚きつけようとする人も現われ始めた。
しかし設楽はそれを敏感に察知し、自分を挑発していることに気付き、冷静になるのだった。
長年付き合いのある日村でさえ全く手がつけられなくなってしまった設楽。
彼のこういう一面が、彼の人気の秘密なのかもしれない。